リニアはなぜ安全あんぜん?

リニアの安全あんぜんを
支ささえる仕組しくみ

Linear Train Safety

いのちを運はこぶものだから、
何なによりも安全あんぜんを大切たいせつにしています。
リニアをご利用りよういただく
すべての人ひとのために。

東海道新幹線とうかいどうしんかんせんから受うけ継つぐ、
安全あんぜんの思想しそうと技術ぎじゅつ。
Built on Tokaido Shinkansen Safety

最高速度時速さいこうそくどじそく500kmきろめーとるで走行そうこうする
超電導ちょうでんどうリニア。

東海道新幹線とうかいどうしんかんせんで積つみ重かさねてきた
安全あんぜんに関かかわる思想しそうと技術ぎじゅつを受うけ継つぐことで、
超電導ちょうでんどうリニアは安全あんぜんな運行うんこうを実現じつげんしています。

超電導ちょうでんどうリニアの自動運転じどううんてんシステム

運転士うんてんしが乗車じょうしゃして列車れっしゃの速度そくどを制御せいぎょする方式ほうしきではなく、地上ちじょうにある指令室しれいしつで列車れっしゃをコントロールする高精度こうせいど・高信頼こうしんらいの「自動運転じどううんてんシステム」を採用さいようしています。
万まんが一速度超過そくどちょうかが起おきた場合ばあいには自動運転じどううんてんシステムから独立どくりつした「保安制御ほあんせいぎょシステム」が即座そくざに始動しどう、列車れっしゃを安全あんぜんに停車ていしゃさせます。
東海道新幹線同様とうかいどうしんかんせんどうように、安全運行あんぜんうんこうを守まもる仕組しくみも整ととのっています。

緊急時きんきゅうじこそ、安全あんぜんに。 ブレーキ性能せいのう、災害時対策さいがいじたいさく。
万まんが一いちの時ときにも備そなえています。
Safety in Emergencies

時速じそく500kmきろめーとるでも安全あんぜんに止とまる、
緊急時きんきゅうじのためのブレーキも

超電導ちょうでんどうリニアには時速じそく500kmきろめーとるの高速走行こうそくそうこうでも安全あんぜんに停止ていしすることができるブレーキシステムを搭載とうさいしています。

通常時つうじょうじは「電力回生でんりょくかいせいブレーキ」により減速げんそくしますが、「電力回生でんりょくかいせいブレーキ」が使用不可しようふかとなった場合ばあいに備そなえて「車輪しゃりんディスクブレーキ」と「空力くうりきブレーキ」も搭載とうさいしており、山梨やまなしリニア線せんにおいて、通常つうじょうでは考かんがえられない時速じそく500kmきろめーとるからの着地走行ちゃくちそうこうなど、厳きびしい条件じょうけんによる異常時想定試験いじょうじそうていしけんを繰くり返かえし、安全あんぜんに走行そうこうできることを確認かくにんしています。

01.通常時:電力回生ブレーキ リニアモーターを発電機として働かせることで減速させるブレーキです。車両の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、発生した電気は電力変換器に戻して再利用します。 02.緊急時:車輪ディスクブレーキ 車輪ディスクブレーキはタイヤに取り付けたディスクブレーキ装置により機械的に減速させるブレーキです。 03.緊急時:空力ブレーキ 空力ブレーキは車両から空力ブレーキ板を出し、空気抵抗により減速させます。特に高速域において大きな減速効果が得られます。 01.通常時:電力回生ブレーキ リニアモーターを発電機として働かせることで減速させるブレーキです。車両の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、発生した電気は電力変換器に戻して再利用します。 02.緊急時:車輪ディスクブレーキ 車輪ディスクブレーキはタイヤに取り付けたディスクブレーキ装置により機械的に減速させるブレーキです。 03.緊急時:空力ブレーキ 空力ブレーキは車両から空力ブレーキ板を出し、空気抵抗により減速させます。特に高速域において大きな減速効果が得られます。

停電ていでんが起おきたときには

停電ていでんが発生はっせいしても、車両しゃりょうが高速こうそくで走行そうこうしている間あいだは、浮上力ふじょうりょくが常つねに生しょうじているため、車両しゃりょうは急きゅうに地面じめんに落下らっかすることなく、安全あんぜんに停止ていしします。さらに、1か所しょの変電所へんでんしょが停電ていでんした場合ばあいでも、隣接りんせつする変電所へんでんしょからの給電きゅうでんが可能かのうであるなど、冗長性じょうちょうせいの高たかいシステムとなっています。

走行中に変電所がダウンしても隣接する変電所から給電することで走行を継続することができます。 走行中に変電所がダウンしても隣接する変電所から給電することで走行を継続することができます。

そもそも地震じしんに強つよい仕組しくみ

超電導ちょうでんどうリニアは、地震じしんに強つよいシステムです。超電導ちょうでんどうリニアの車両しゃりょうはU字型じがたのガイドウェイに囲かこまれた内側うちがわを約やく10cmせんちめーとる浮上ふじょうして非接触ひせっしょくで走行そうこうし、浮上ふじょう・案内あんないコイルの磁力じりょくの作用さようにより、車両しゃりょうを常つねにガイドウェイの中心ちゅうしんに位置いちさせようとする力ちからが働はたらくことから、地震時じしんじに車両しゃりょうが脱線だっせんすることはありません。また、リニア中央新幹線ちゅうおうしんかんせんの東京とうきょう、名古屋なごや、大阪おおさかのターミナル駅えきおよび路線ろせんの大半たいはんはトンネルや地下構造ちかこうぞうとする予定よていであり、一般いっぱんに地下空間ちかくうかんは地震時じしんじの揺ゆれが小さく、災害さいがいに強つよいという特性とくせいがあります。

さらに東海道新幹線とうかいどうしんかんせんで実績じっせきのある早期地震警報そうきじしんけいほうシステム(通称つうしょう:テラス)を導入どうにゅうし、地震発生時じしんはっせいじには早期そうきに列車れっしゃを減速げんそく・停止ていしすることができます。

【超電導リニアが地震時も、安全に走行できる仕組み】 車両がガイドウェイの中心からずれると、電磁誘導の原理により、車両が遠ざかった側には吸引力、近づいた側には反発力が働くため、車両には常にガイドウェイの中心に戻ろうとする力が、人為的に制御することなく働きます。この力は、速度が速ければ速いほど大きくなり、より安定します。 【超電導リニアが地震時も、安全に走行できる仕組み】 車両がガイドウェイの中心からずれると、電磁誘導の原理により、車両が遠ざかった側には吸引力、近づいた側には反発力が働くため、車両には常にガイドウェイの中心に戻ろうとする力が、人為的に制御することなく働きます。この力は、速度が速ければ速いほど大きくなり、より安定します。

火災かさいへの対策たいさくも

超電導ちょうでんどうリニアの車両しゃりょうは、国土交通省令こくどこうつうしょうれいに基もとづき、燃焼性規格ねんしょうせいきかくにおける不燃性ふねんせい・難燃性なんねんせいの材料ざいりょうを使用しようしており、車両内しゃりょうないには初期消火しょきしょうかに使用しようする消火器しょうかきを設置せっち、車端部しゃたんぶや車両間しゃりょうかんには貫通扉かんつうとびら(自動じどうドア)を設置せっちしています。列車火災発生時れっしゃかさいはっせいじは、迅速じんそくかつ安全あんぜんに乗客じょうきゃくの避難ひなんを行おこなうために、次つぎの停車場ていしゃじょう又またはトンネルの外そとまで走行そうこうして停止ていしすることを原則げんそくとしています。

【火災への対策も】 列車火災発生時 次の駅、またはトンネル外に停止 【火災への対策も】 列車火災発生時 次の駅、またはトンネル外に停止

避難誘導ひなんゆうどうの計画けいかくも整ととのっています

リニア中央新幹線ちゅうおうしんかんせんは品川しながわ・名古屋なごや間かんの約やく86%がトンネルとなっています。万まんが一いちの異常時いじょうじには、東海道新幹線とうかいどうしんかんせんと同様どうように原則げんそくとして次つぎの駅えきまたはトンネルの外そとまで走行そうこうしますが、トンネル内ないに停車ていしゃし、車両しゃりょうから降おりて避難ひなんせざるを得えない場合ばあいにおいても、お客様きゃくさまに安全あんぜんかつ速すみやかに避難ひなんいただけるよう、避難誘導ひなんゆうどうをおこなう計画けいかくです。

【大深度地下トンネル内に停止した場合の避難手順】 01.車両からトンネル内通路へ降車 中央通路に降車 ※車両備品の避難用ハシゴで降車 02.避難通路を通って移動 大深度地下トンネルでは中央通路から階段で下部の安全な避難通路に移動  避難経路は区画、加圧されており煙・熱が流入しない安全な構造です 03.エレベーターまたは避難階段で地上へ 避難通路から非常口(避難時の立坑)などを通って地上へ ※火災の場合は風上に避難・誘導します。 【大深度地下トンネル内に停止した場合の避難手順】 01.車両からトンネル内通路へ降車 中央通路に降車 ※車両備品の避難用ハシゴで降車 02.避難通路を通って移動 大深度地下トンネルでは中央通路から階段で下部の安全な避難通路に移動  避難経路は区画、加圧されており煙・熱が流入しない安全な構造です 03.エレベーターまたは避難階段で地上へ 避難通路から非常口(避難時の立坑)などを通って地上へ ※火災の場合は風上に避難・誘導します。

避難訓練ひなんくんれんも、
実際じっさいの車両設備しゃりょうせつびで実施中じっしちゅう

山梨やまなしリニア線せんでは、実際じっさいの車両設備しゃりょうせつびを用もちいて様々さまざまな場面ばめんを想定そうていし、定期的ていきてきに避難訓練ひなんくんれんを実施じっししています。

国際基準こくさいきじゅんをクリアした、
健康けんこうに影響えいきょうがない
磁界じかいレベルを実現じつげん。
Safe Magnetic Levels Meeting Global Standards

超電導ちょうでんどうリニアから生しょうじる磁界じかいは、
さまざまな対策たいさくを施ほどこすことで、
国際的こくさいてきなガイドライン(ICNIRPあいしーえぬあいあーるぴーガイドライン)
で定さだめられた基準値以下きじゅんちいかに磁界じかいを
管理かんりしているため健康けんこうへの影響えいきょうはありません。
基準値きじゅんちは人体じんたいへの影響えいきょうが生しょうじる可能性かのうせいの
あるとされている磁界じかいレベルの1/5~1/10程度ていどの
厳きびしい数値すうちに設定せっていされています。

超電導リニアから生じる磁界が国際的なガイドライン(ICNIRPガイドライン)で定められた基準値以下であることを示す図 超電導リニアから生じる磁界が国際的なガイドライン(ICNIRPガイドライン)で定められた基準値以下であることを示す図

磁界じかいの健康けんこうへの影響えいきょうとは?

強つよい磁界じかいの中なかでは、体内たいないに電流でんりゅうが誘導ゆうどうされる現象げんしょう「刺激作用しげきさよう」などが生しょうじることがあります。
磁界じかいの強つよさや周波数しゅうはすうに応おうじて、誘導ゆうどうされる電流でんりゅうの大おおきさは変化へんかします。

体内に電流が誘導される現象「刺激作用」のイメージ図 体内に電流が誘導される現象「刺激作用」のイメージ図

発生はっせいする磁界じかいへの対策たいさく

超電導ちょうでんどうリニアは、車両しゃりょうや車内しゃないに乗のり込こむための乗降装置じょうこうそうちにも磁気じきシールドを設置せっちすることにより車内しゃないや駅えきホームにおける磁界じかいもICNIRPあいしーえぬあいあーるぴーのガイドラインを大幅おおはばに下回したまわっています。
また、沿線磁界えんせんじかいに対たいしては、用地境界ようちきょうかいでの磁界じかいが基準値以下きじゅんちいかとなるように用地ようちを確保かくほすることを基本きほんとしています。

磁界シールド設置箇所の概念図 磁界シールド設置箇所の概念図