環境影響評価法の手続き

環境影響評価法の手続き

リニア中央新幹線の事業の実施にあたっては、環境の保全に十分配慮して計画を進めることが重要であり、できる限り環境影響の回避または低減を図っていきます。

2011年6月、環境影響評価法の手続きを始めるにあたり本事業では、他の事業に先駆け、当時施行前であった「環境影響評価法の一部を改正する法律」の趣旨を踏まえ、事業による環境への影響を回避・低減することを目的として、概略の路線および駅位置を選定。我が国初となる計画段階環境配慮書としてとりまとめ、公表するなど環境保全の重要性を強く認識し、手続きを進めてきました。

環境影響評価は、整備新幹線や最新の他の事例に拠ることはもとより、磁界などリニア中央新幹線に特有の事項を付け加えて、幅広く評価項目を設定し、確立された最新の手法を積極的に取り入れて進めています。また環境審査会などでの審議を経てまとめられた知事意見、および環境影響評価書に対する国土交通大臣意見の一つ一つに十分検討を加え、2014年8月、最終的な環境影響評価書を公告しました。