超電導リニアから生じる磁界は、さまざまな対策を施すことで、国際的なガイドライン(ICNIRPガイドライン)で定められた基準値以下に磁界を管理しているため健康への影響はありません。
基準値は人体への影響が生じる可能性のあるとされている磁界レベルの1/5~1/10程度の厳しい数値に設定されています。
超電導リニアは、車両や車内に乗り込むための乗降装置にも磁気シールドを設置することにより車内や駅ホームにおける磁界もICNIRPのガイドラインを大幅に下回っています。
また、沿線磁界に対しては、用地境界での磁界が基準値以下となるように用地を確保することを基本としています。
強い磁界の中では、体内に電流が誘導される現象「刺激作用」などが生じることがあります。
磁界の強さや周波数に応じて、誘導される電流の大きさは変化します。