環境保全措置

リニア中央新幹線の工事では、
周辺の環境に配慮しながら工事をおこないます。
ここでは、実施している主な環境保全措置について紹介します。

01 大気環境(大気質・騒音・振動)に関する環境保全措置

排出ガス対策型、低騒音・低振動型建設機械の採用排出ガス対策型、低騒音・低振動型建設機械の採用により、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の発生、騒音、振動の発生を低減します。

仮囲いの設置仮囲いについて、住居等周辺環境を考慮した高さの検討をおこなったうえで設置することで、粉じんなどの拡散や騒音を低減します。

02 水環境(水質・水資源・地下水)に関する環境保全措置

工事排水の適切な処理工事により発生する排水・濁水は、発生水量を考慮した処理能力を有する濁水処理設備により、法令などに基づく排水基準などを踏まえ、沈殿、ろ過など、濁りを低減させるための処理や中和などの対策を必要に応じ施したうえで公共用水域へ放流することで、公共用水域への影響を低減します。

03 動物・植物・生態系に関する環境保全措置

重要な種の移植・播種工事の詳細な計画にあたり、重要な植物の種が生育する箇所をできる限り回避するとともに、やむを得ず回避ができない場合などには、類似した環境を持つ場所へ移植・播種をおこなうことで、重要な種の生育環境への影響を代償します。
なお、移植・播種にあたっては、対象個体を確定し、生育環境の詳細な調査を実施したうえで、専門家の技術的助言を踏まえながら、対象種に係る移植・播種先や手法などの検討をおこないます。

04 資材および機械の運搬に用いる車両の運行による影響を低減させるための環境保全措置

資材および機械の運搬に用いる車両の出入り口、周辺道路の清掃および散水、タイヤの洗浄資材および機械の運搬に用いる車両の出入り口、周辺道路の清掃および散水、タイヤの洗浄をおこなうことで、粉じんなどの発生を低減します。

各都県の取り組み

各都県における具体的な環境の保全の取り組みについては、こちらからご確認ください。