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時速500kmで走るためには浮かせることが必要でした。

通常「鉄道」は、車輪とレールの摩擦を使って走ります。
しかし、速度がとても速くなると車輪が空転するため、速度向上には限界があります。
そこで考えられたのが磁石の力を使って浮かせて走るという方法です。
そこで考えられたのが磁石の力を使って浮かせて走るという方法です。

リニアモーターとは「直線状」のモーターという意味。

なぜ「リニアモーター」と呼ばれるのでしょうか。
超電導リニアは、実はどこにでもあるモーターの原理を使って走ります。
モーターを直線状(リニア)にして走るので、「リニアモーター」と呼ぶのです。
なぜ「リニアモーター」と呼ばれるのでしょうか。
超電導リニアは、実はどこにでもあるモーターの原理を使って走ります。
モーターを直線状(リニア)にして走るので、「リニアモーター」と呼ぶのです。

磁石の力で10cm浮き、時速500㎞で走ります。

磁石にはN極とN極、S極とS極が反発し合う性質と、N極とS極が引きつけ合う性質があります。
常電導磁石は強力な磁力を得るために
非常に大きな電力が必要となります。
また、電気抵抗により熱が発生するため
エネルギーロスとなります。
超電導リニアでは強力な磁石の力を得るため、「ある金属を一定温度以下にすると電気抵抗がゼロになる『超電導現象』」を活用した超電導磁石を採用しています。超電導磁石は、超電導材料としてニオブチタン合金を使用し、液体ヘリウムでマイナス269℃まで冷やすことで、半永久的に電流を流すことができるうえ、発熱によるエネルギーロスがなく安定した超電導状態を保つことで、より強力な磁石の力を発揮します。
車両に搭載された「超電導磁石」と「ガイドウェイ」に取りつけられた
電磁石が吸引・反発する作用を使い、車両を10cm浮かせて走らせます。
「ガイドウェイ」には、2つのコイル「推進コイル」と「浮上・案内コイル」が
取りつけられています。
車両に搭載された「超電導磁石」と「ガイドウェイ」に取りつけられた
電磁石が吸引・反発する作用を使い、車両を10cm浮かせて走らせます。
車両に搭載された超電導磁石は、N極とS極が交互に設置されています。ガイドウェイの「推進コイル」と呼ばれるコイルに電流を流し、N極とS極を電気的に切り替えることで車両が前に進みます。流す電流の周波数を変え、N極とS極の切り替え速度をコントロールすることで、スピードを調整します。

推進コイルで進み、浮上・案内コイルで浮上します。

「浮上・案内コイル」に磁石が近づくと、そのコイルも磁石になる作用を活用。
車両に搭載された超電導磁石が高速で浮上・案内コイルの前を
通過すると浮上・案内コイルに電流が流れて磁力が発生し、
車両の自重と磁力が釣り合う位置に車両を浮上させ安定します。(浮上高10cm)
従って、車両を浮上させるために浮上・案内コイルに
電力を供給する必要はありません。

ぶつからないのは、磁力の作用

車両はガイドウェイの中央を走行します。
車両が一方の壁に近づいた場合でも、超電導磁石と浮上・案内コイルの間に
働く磁力により車両は常にガイドウェイの中央を維持し続けます。
磁力により左右にぶつかることなく、
常に中央で安定して走行することができるのです。

MOTOR

モーターは磁石の力を使い、
電気エネルギーを「回転する力」に
変えることで動きます。
S極とN極が引きつけ合い、
同じ極同士が反発することで
回転させて走ります。

LINEAR MOTOR

モーターを開き、直線状(リニア)にして、
磁石の作用で走ります。

PERMANENT MAGNET

自ら磁気を発し続ける物質を「磁石」という。

ELECTROMAGNET

1.電流が流れなければ磁石にならない。
2.電流が流れる方向を切り替えることで、
N極とS極を入れ替えることができる。